先日、奈良市にあるコイン精米機を利用しました。
そのコイン精米機が置いてある室内に、ある張り紙があってそこには、奈良県産のお米ベスト3が記載してありました。
と驚き、奈良県が(流通にのるほど)お米を作っているとは知りませんでしたし、奈良のお米なんて美味しんだろうか? と俄然興味がわいてきたので、いろいろとあれこれ調べることに。
本日は奈良県産のお米についてのお話と、知って得するお米のおいしい情報についてです。
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奈良でお米は有名なの?
米の消費量が年々減少していると言われていますが、それでもやっぱり日本人はお米が大好き。
私も大好きです。
ただ、普段食べているお米は新潟、秋田、北海道産のお米が多いです。
そんなある日、たまたま知り合いからいただいたお米を精米するのに立ち寄ったコイン精米機で面白いポスターを見つけました。
そこには奈良県産のお米として
この奈良県産米3種について、それぞれ一言ずつオススメの理由が書いてありました。
※以下、執筆時点での情報を元にしています。
奈良の農業は?
平成26年度内外情勢調査会(知事講演)によりますと、奈良県の農業産出額は大阪府に次いで低い産出額になっているようです。
もっとも産出額が多いのはやはり北海道で、その額は1兆円。
やはり、奈良県とは比べものになりません。
ちなみに、奈良の10倍以上の産出額である4,000億円を超える県は
- 茨城県
- 千葉県
- 鹿児島県
となっており、やはり農業のイメージがあるところばかりです。
しかし調べていく中で、興味深い話がありました。
そこで、奈良県と似た都道府県を探し、ベンチマークとしたのが神奈川県です。 (中略) 内容を見てみますと、奈良県は米を3倍ほど作っているが、野菜は4分の1しか作っていない。果実は同等ですが、畜産は3分の1程度ということで奈良県は米が多く、野菜、畜産が少ないということになります。
引用:平成26年 内外情勢調査会 知事講演
出荷量が低く、農業のイメージがない奈良県で主に作られているのが、お米らしいのです。
奈良県産のお米オススメ3種について調べました
お米ばかり作っている奈良県で、オススメの品種として紹介されていた3種がこちらです。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
有機栽培にこだわった奈良のお米|天空のほほえみ
天空のほほえみの品種はコシヒカリです。
つくっている人は、中山 廣一(なかやまこういち)さんという方で、有機栽培にこだわった結果年々土が変わり、それに伴い味わいも向上していったため、いくつかのコンテストで入賞もされています。
- 大阪在住のお米マイスターが大阪府民の好みに合うお米を審査するコンテスト、大阪府民のいっちゃんうまい米コンテストで優良賞
- 第13回お米日本一コンテストinしずおかで、57位/500位中
正直、お米の有名どころからすると何ともぱっとしない結果かもしれません。
しかし、農業とはほぼ無縁な奈良県であることを考えると、ご立派な成績のように思います。
天空のほほえみは主にホームページ(ネット販売)または奈良県内の一部の取扱店舗または道の駅で購入可能です。
価格は5kgで2,500円(税込、送料別)です。
かつて全国TOP3に入った品種|奈良県産ヒノヒカリ
ヒノヒカリとは、コシヒカリと黄金晴の交配によって生まれた水稲ウルチ米で、多くの府県で奨励品種に指定されているため、九州を中心に中国・四国地方や近畿地方など西日本で広く栽培されています。
財団法人穀物検定協会が毎年行う米食味ランキングにおいて、2011年には奈良県産ヒノヒカリが特Aというカテゴリー(ランク)で全国トップ3にランキングされたこともあります。
ちなみに同ランキングの近年を調べると(2016年度)、奈良県産のヒノヒカリはランクAでした。
特Aとは行きませんが、美味しいお米として有名のようですね。
ちなみにランクAというのは
- 北海道でつくられる【きらら397】
- 新潟下越地区でつくられる【コシヒカリ】
- 秋田県南地区を除く地区でつくられる【あきたこまち】
など、有名ブランド米と同ランクです。
購入は奈良県産ヒノヒカリ などをご覧ください。(楽天市場が開きます。)
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古来より皇室御用達米として生産されていた|奈良県産コシヒカリ
奈良県では希少種とされているコシヒカリです。
ほどよい粘り気があるのが特徴で、古来より皇室御用達米として生産されていた歴史があります。
ちなみに、先に登場した天空のほほえみも品種自体はコシヒカリです。
奈良県産コシヒカリは農薬、化学肥料不使用で生産されています。
購入は奈良県産コシヒカリをご覧ください。(楽天市場が開きます。)
お米を買うときに注意して欲しいポイント
お米と言えば先に挙げたとおり新潟、北海道、秋田あたりが有名ですし、実際に流通も多いです。
ですが、それ以外の地域でもお米がつくられているんですね。
そんな種類に富んだ日本のお米は、お米の味も価格も様々です。
消費者である私たちからすれば、毎日食べるものだからこそ価格も重要になってきます。
そこで今からは、お米を購入する際に役立つポイントをお話しします。
お米の価格相場は、だいたい2,000円前後
JC総研が2016年7月21日に発表した「お米の消費行動に関する調査結果」によると、主に購入する米の価格帯は5キロあたり平均して1,926円という結果が出ています。
日本全国で一番作付けされている品種であるコシヒカリの相場についても述べますと、近畿の相場になりますがだいたい2,200円から2,300円の間に収まっています。
また
- 若年層や単身男性ほど、安いお米を購入する傾向
- 高齢層や単身女性ほど、高いお米を購入する傾向
こんな違いがあるんだとか。
スーパーなどでお米を買うときはここを見るべし!!
一般的なスーパーでお米を購入する際、やはり平均額2,000円~2,300円が一つのラインとなりますよね?
実際に陳列されている商品の価格帯も、そのあたりの価格で設定されているスーパーがほとんどのように感じます。
しかし、安さにつられて購入するのはちょっと待ってください!
ズバリ、精米年月日です。
お米の期限は、2週間?
あなたがお米を買うときには、すでに精米された状態のお米を買っていると思います。
白くて綺麗な状態です。
一般的に、食材を買うときには、賞味期限や消費期限を意識して買うと思います。
しかしお米に関しては、意識したことないですよね?
なぜお米の賞味期限を意識したことがないか?
それは、お米は農産物(生鮮食品)扱いなので(キャベツ・キュウリ・にんじんなどと一緒で)、賞味期限の表示義務が無いからなんです。
でも、実際にはお米にも賞味期限(おいしく食べられる期限の目安)が存在しています。
- 4月~9月の時期なら1ヶ月
- 10月~3月の時期なら2ヶ月
こだわるなら(お米をおいしく食べたいなら)、精米してからおよそ2週間~3週間が期限のようです。
お米は生鮮食材と同様に生きものです。
精米したお米は丸裸にされた状態と同じであるため、季節や気候、保存方法の影響を受けやすいですし、それらの影響がお米の劣化に直結します。
お店で購入するお米はすでに精米された状態です。
いくら密閉されていたとしても劣化が止まることはありません。
これからスーパーでお米を買う際は、ぜひ精米年月日に注目して購入してください。
精米年月日を意識するなら、ネット販売が良い
精米年月日の日付が1週間以上経っているような商品は
- 売れ残り
- またはそのスーパーがお米の味に関して無頓着(いいサービスを提供していない)
このような可能性が高いです。
その点、ネット販売(直売等)であれば注文を受けてから精米をして袋詰めしますので、風味が落ちにくいです。
ちなみに収穫された時期によっては玄米そのものが古い可能性もありますが、今の時代では低温保存の技術も発達し、玄米の状態ならば割と数ヶ月から1年ほどは大丈夫なようです。
賢く冷凍保存することも、お米を美味しく食べるコツ
美味しくいただく期限が2~3週間と言っても、精米してから2~3週間以内で精米したお米全てを食べきるというのは、なかなか難しいですよね。
そんな場合には、精米後のお米を2~3週間で使い切るために
- いつも食べているお米の量よりも、毎回多めに炊いて
- 毎食後残った分は、冷めないうちにラップ等で保存して冷凍庫に直行
これで、OKです。
冷めないうちにラップに包んで冷凍庫へ…というのが、ポイントです。
急速に冷凍する(温かいままラップして冷凍保存する)と
- お米のデンプンが老化しやすい温度(4~5℃)で、長時間置かなくなる。
- 一気に温度がさげられるので、デンプンの老化が起こりにくい。
- その状態で保存する事になるため、炊きたてのおいしさがキープ
こんなことが期待できます。
アツアツのお米をすぐに冷凍庫に入れると、庫内の温度を保つために電気代が上がる・・・というデメリットはありますけどね。
奈良のお米について、まとめ
奈良でもお米が作られているのは、びっくりでしたね。
しかも全国的に一定の評価も受けているようで。
また、毎日食べるお米について
- 2,000円~2,300円前後が価格の目安
- お米の賞味期限は精米してから1ヶ月が目安、おいしくいただくなら2週間~3週間
- お米はスーパーで買うよりも、ネットで買った方が味がいい
- スーパーで購入するなら、精米年月日を必ず見るべし
- 急速冷凍することで、美味しさがキープ
こんなこともわかりました。