かつて都があったとされる平城京。当時の天皇たちの御座所ですね。
その跡地が平城宮跡。
現在では、2018年3月に歴史公園が併設され、ますます賑わってきました。
この記事では、2018年3月24日にオープンした平城宮跡歴史公園について、その見所をお伝えしていきます。
平城宮跡とは?
はじめに、平城宮跡について簡単に情報をまとめます。
和銅3年(710)に藤原京より遷都された平城京の中心であった宮跡。併設されている平城宮跡資料館・遺構展示館では、多数の出土品の展示や遺構が発掘されたままの状態で公開されています。平城京遷都1,300年の記念事業の一環として、復原された「朱雀門」も見所です。1998年2月に「古都奈良の文化財」として、世界遺産に登録されました。
引用 奈良県観光公式サイト
かつて日本の都だった平城宮跡は、無料で楽しめる奈良のおススメスポットです。
平城宮跡の基本情報
住所|〒630-8577 奈良県奈良市佐紀町
HP|http://heijo-kyo.com/
アクセス|近鉄新大宮駅から、西へ徒歩約15分
駐車場は北側(無料)と南にそれぞれあり、全部で数十台〜100台前後は駐車可能です。
しかし、すぐに満車となるので曜日や時間帯によっては、注意が必要です。
土日なら、JR奈良駅などから発車している「ぐるっとバス」がおすすめ。
平城宮跡の入場料などは必要がなく、季節ごとにイベントも多く開催されています。
夏祭りの夜には、ライトアップされた遣唐使船のオブジェが楽しめました。
世界遺産の中を電車が走り、大極殿内も無料で見学できる
日本国内でも大変珍しいと思いますが、平城宮跡はその敷地内を電車が走り抜けます。
朱雀門と大極殿の間に踏切があり、17時までなら通り抜けが可能です。
数分に一本は通過しますので、電車とのコラボは比較的容易に見ることができます。
また、平城宮跡の北に位置する大極殿は無料開放されており、復原の様子やかつて都があった当時の様子などを見ることができます。
平城宮跡は非常に広く、全てを回ろうとすると相当な距離を歩くので、歩きやすい服装や靴できた方がいいでしょう。
平城宮跡歴史公園の見所をまとめて紹介
ではこれより、平城宮跡と平城宮跡歴史公園の見所をまとめて紹介していこうと思います。
HP|http://heijo-kyo.com/
平城宮跡歴史公園の見所その1|朱雀門ひろば
現在も至る所で復原作業が進んでいて、直近でいうと2010年に完成した「第一次大極殿」が有名です。
今回オープンした歴史公園は、それよりも南側にある「朱雀門」付近になります。
季節や時期によっては平城宮跡でイベントが開かれるのですが、この朱雀門の前がメイン会場となります。
超余談なんですが、朱雀門ひろばの管轄は東側と西側で管轄が違います。
西側は奈良県が、東側は国が運営しています。
ちなみに、県が運営している西側のエリアには全て「天平」という名称が付いています。
主に、ショッピングや飲食が楽しめるスポットです。
対して東側のエリアは、資料館や文化的な催し物が開催されるスポットになっています。
平城宮跡歴史公園の見所その2|遣唐使船(復原)
平城宮跡歴史公園の目玉の一つと言っても過言では無いでしょう。
大通り沿い(阪奈道路)からも見ることができる、遣唐使船(復原)です。
ぶっちゃけ、アトラクション気分で乗るとがっかりすると思います。
それでも、教科書でしか見たことが無い遣唐使船をリアルに感じられるのは、ものすごく良かったです。
復元されたサイズも、文献などの資料を基に実物を再現(全長30m)しているようですからね。
平城宮跡歴史公園がオープンしたての頃は、乗船規制があり整理券のようなものが必要でしたが、現在では不要です。
自由に乗船することができます。
遣唐使船の前には舞台があり、イベント時にはここでミュージシャンの方々が演奏なさったり、アーティストの方がパフォーマンスを行ったりしています。
平城宮跡歴史公園のグルメなら、見所その3のココがおすすめ|天平うまし館
天平うまし館は資料や文献なども多数ありますが、平城宮跡のグルメスポットにもなっています。
天平うまし館(の資料等の見学)は9時30分から18時までの営業ですが、中に入っているカフェ・レストランは22時まで営業しています。
入っている飲食店は2つ。レストランとカフェです。
レストラン「tokijiku kitchen HEIJOKYO」は、朝の情報番組「おはよう朝日です」(関西ローカル)で紹介されていました。
「tokijiku kitchen HEIJOKYO」では、大和ポークや大和野菜など奈良の地のモノを使った料理が楽しめます。
カフェ「IRACA」では、軽食やコーヒー・ビールなど、一息入れることができます。
ここでは奈良の有名な郷土料理「柿の葉寿司」ではなく、寿司バーとして販売していました。
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中でも気になったのが、大和茶のソフトクリーム。
早速購入して、天気もよかったのでお店のすぐ外にある広場で座って食べました。
抹茶のアイスクリームよりも甘みが抑えられてて、さっぱりとした味です。
見所4、平城宮跡歴史公園のショッピング|天平みつき館
いわゆるアンテナショップという位置付けになると思いますが、平城宮跡内のショッピングは天平みつき館で可能です。
店内は主にお土産コーナーと、観光案内所があります。
あとは小さな子連れにはうれしいキッズスペースも併設されています。
個人的に懐かしいなぁと思ったのが、記念メダル。
もちろんメダルの図柄は?
せんとくんです。
あと隣にガチャガチャがあるのですが、奈良限定のしかまろくんのスタンプのガチャガチャもあります。
平城宮跡歴史公園の見所その5、情報発信館|天平つどい館
天平つどい館は特に目新しいものは無いんですが、案内マップがあったり、自撮りスポットがあったりします。
自撮りできる台は、高さの違いで3つ用意されています。
確かにきれいに朱雀門が写ります。
が、しかし。
この日のイベントで使われていた白テントががっつり写り込んじゃっています。
まぁこのテントはこの日以来お見かけしていないので、今は大丈夫だと思いますがちょっと残念でした。
自撮りの注意点としては、小さい子ども(3歳くらいまで)なら抱きかかえる方がいいでしょう。
足元が映りません。
平城宮跡歴史公園の見所まとめ
奈良の新しい観光スポットとして、ようやく2018年3月24日に平城宮跡歴史公園が完成しました。
開園イベントは4月~5月も行われるようなので、気になる方は「平城宮跡歴史公園開園記念イベント (平城宮跡)」をご覧ください。
平城宮跡では毎年「春・夏・秋」に「天平祭」が開催されており、華やかな天平衣装を身にまとい練り歩く天平行列や屋台、イベントなども開催されています。
最寄駅である新大宮駅からはちょっと距離がありますが、平城宮跡の近くには2018年4月末にオープンした複合レジャー施設「M!NARA(ミナーラ)」があります。
行楽シーズンなどを中心に、お散歩がてら奈良観光を楽しまれてはどうでしょうか?
住所|〒630-8577 奈良県奈良市佐紀町
HP|http://heijo-kyo.com/
アクセス|近鉄新大宮駅から、西へ徒歩約15分