アンパンマンに出てくる、バタコさん。
パンこうじょうで ジャムおじさんの おてつだいを している、あかるい おんなのこ。りょうりや おかしづくりの ほかにも、さいほうが とくい。
引用 アンパンマンポータルサイト
そんなバタコさんは、すごい能力を持ったスーパーキャリアウーマンです。
本日はそんな彼女に迫ってみようと思います。
バタコさんは何者?
アニメ「それいけ!アンパンマン」の第1話では「私、孫のバタコ。」と、バタコさん自ら自己紹介をしています。
しかし、公式サイトでは
Q.ジャムおじさんとバタコさんの関係は?
無関係なんです。とは言っても、一緒に暮らしていますので、非常に家族に近い関係でしょうか。親子や肉親ではありません。引用 アンパンマンポータルサイト
と公式サイトのQ&Aで、作者のやなせたかしさんが答えています。
まぁ、アンパンマンの世界は妖精のお話ですからね。
私たちの常識は、通用しないのかもしれません。
Q.ジャムおじさんとバタコさん以外人間はいますか?
アンパンマンワールドに人間はいません。ジャムおじさんとバタコさんも人間の姿をしていますが、妖精なんです。Q.チーズは犬ですが、なんという種類ですか?
ごめんなさい、種類はわからないんです。でも、チーズは立派な名犬です。引用 アンパンマンQ&A-アンパンマンポータルサイト
つまりはこう言うこと。
ま、いずれにせよ。
そんな(妖精である)バタコさんは、色々とスゴイんです。
リアルなバタコさんを想像したら、すごいことになった。
謎めいて、魅力的なバタコさん。
そんな彼女は、とんでもない能力を持ち合わせたキャラクターだったのです。
実社会(リアル)にバタコさんがいたら、ものすごいキャリアウーマン…いやそれどころの話じゃなさそうです。
バタコさんは、莫大なエネルギーを簡単に制御できるはずだ
バタコさんは、アンパンマンの世界で主にジャムおじさんの助手的な位置づけで活動しています。
おむすびまんさんとの熱愛もあるようですが、基本的にはジャムおじさんにべったりです。
そんなバタコさんは、得意なことがあります。
アンパンマンの マントが やぶれたときは、なおしてくれる。
引用 アンパンマンポータルサイト
バタコさんは、裁縫が得意なようです。
アンパンマンのマントなんかも、バタコさんが直してあげているんだそう。
アンパンマンのマントって言わずと知れた、反重力物質で作られていますよね?
平たくいえば浮く物質、それが反重力物質です。
2017年負の質量をもつ液体が、米ワシントン州立大学の研究者らによって生成されましたが、この負の質量を持つ物質は非常に限られた条件でしか生成されないことがわかっています。
また、存在している時間もごくわずかのため、到底、実用化・利用化出来るようなものでもないですが、おそらくアンパンマンのマントはこれで出来ているでしょう。
そんな反重力物質で作られたマントの縫合をするって・・・。
マントは反物質、布は物質で出来ています。
と言うことは、バタコさんがアンパンマンのマントを裁縫することによって、物質と反物質の衝突させていることになるんじゃ…。
物質である布は正の質量、マントは負の質量。
これを縫合して定着させているのが、バタコさん。
物質と反物質が衝突すると対消滅を起こすと考えられています。
対消滅の際に発生するエネルギーの量は、1gあたり215億キロカロリー(約90兆ジュール)といわれており、約90兆ジュールのエネルギー量は、石油10万トンを燃焼させて得られるエネルギーと同じくらいです。
これほどの膨大なエネルギーを、バタコさんは笑顔で制御する。
きっとバタコさんは、莫大なエネルギーをいとも簡単に制御できる能力を持っているはずです。
商品や在庫の管理能力が半端ない、リアルバタコさん。
いきなり対消滅の話が出てくるとか、やはりバタコさんはただ者ではありません。
とはいえ、だいぶ現実離れな話だ…。
もっとこう、シンプルにすごいところは無いか? と探してみたらありました。
バタコさんは、ジャム工場でジャムおじさんのお手伝いをしてくれています。
ジャムおじさんのパン工場にすむキャラクターのほとんどは、ジャムおじさんが作っているもの。
ちなみにしょくぱんまんはトースター山生まれですから、ジャムおじさんが作っていません。
あんぱんまん号やチーズバゲット号なども、ジャムおじさんの手作り製。
さらにジャムおじさんは、登場人物達のほとんどの中身を作ることが可能だそうです。
例えば、てんどんまんの中身である天丼も、それはそれはもう、絶品などんぶりに仕上げるのだとか。
ってかさ、ジャムおじさんよ。
ジャムおじさんが何でもかんでも作って、困るのはいつも従業員であるバタコさんなのよ?
- 社長であるジャムおじさんのスケジュール管理も(たぶん)している。
- ジャムおじさんに最高の料理(主にパン)を作ってもらうために、原材料の在庫を切らさず用意している。
- ジャムおじさんのアレンジや思いつきの行動にも対応出来るよう、幅広い品揃えを実現している。
もしコレが現実社会だとしたら、コストも考えなくてはいけない。
アンパンマンの世界に出てくるキャラクター達は、ギネスに載るほどの人数。
その数、およそ1,500体。
恐るべし、バタコさんの経営管理能力。
会計処理ソフトや在庫管理をしてくれるソフトを使わずとも、バタコさん一人を雇っていれば万事OKってことですね。
バタコさんは、約100kgのあんぱんを最大時速140kmで投げている?
バタコさんはその類い希なる才能を発揮し、ジャムおじさんをサポートしています。
しかしバタコさんは時に、前面に出て活躍することがあります。
その最たる例が、ジャムおじさんに代わってアンパンマンの顔を交換することです。
アンパンマンの世界は妖精の話だとしても、重さはしっかりありそうです。
そんなアンパンマンの頭は、背景描写などから大きさを換算し重さを考えれば、およそ80kg〜112kgほどはある計算です。
バタコさんは重さ80kg~112kgもあるあんパンを、寸分の狂いもなく斜方投射しています。
アンパンマンの顔を斜方投射することがどのくらいすごいことなのか、計算している人たちがいます。
以下、引用です。
アンパンマンが上空で弱っていて、そこを最高到達点と想定した場合、バタ子さんのからの距離が15mな訳ですから、倍の距離30m投げる必要があります。
速度(m/s)=√(2×9.8×30)
アンパンマンの顔を投げる初速は24.25m/sになります。
これを野球のように時速に変換すると、87.3km/hとなります。
一般人の投げる野球のボールのような速さであの顔が投げられると思うと、それは凄いですよね。引用 砲丸を87.3KM/Hで投げる人(本当は妖精)だーれだ?-Bistro Animeshi
このバタコさんの行為は本当にすごい。重量112㎏のアンパンを投げるのだから。
112㎏といえば、大人の女性2人分の重さだ。これを2mでも投げられたら、相当な怪力だろう。
だが、バタコさんの力はそんなレベルではない。
ある回で測定すると、バタコさんはアンパンマンの顔を、水平面から30度の角度で投げている。そして、投げてからアンパンマンに届くまで4秒を要した。
ここから計算すると、バタコさんはアンパンマンの顔を時速144㎞で投げたことになる。112㎏もの重量物を、プロ野球のピッチャーのストレートと同じスピードで投げている!引用 アンパンマンのアンパンで、何人がお腹いっぱいになるだろうか?-空想科学読本WEB
まとめると、バタコさんは
- 約100kg近いアンパンを上空に向かって投げている
- 初速80km/h〜140km/hで投げている
ってこと。
さらに驚かせてくれるのが、バタコさんのピッチングフォーム。
なんとバタコさんのスローイングは、黄金比だと言うのです。
バタコさんのスローイングは科学的に正しい
あらためてバタコさんの投球フォームをご覧下さい。
あきれるくらい美しいです。まさに黄金比。
彼女の場合、1988年から毎週のように投げ続けているというんだから、2013年現在で25年間投げ続けていることになります。
その間、故障もせず、休みもせず、週一回のローテを守って投げ続けているのです。
口で言うのは簡単ですが、並々ならぬ体調管理と努力の積み重ねの賜物である、といえます。引用 バタコさんの投げ方が黄金比-連載.jp
黄金比とは、人が美しいと感じてしまう約1:1.6の比率のことです。
モナリザやアップルのロゴも同じく黄金比で描かれています。
ハイスピードかつ美しいフォームで投げることができるバタコさんは、頭だけでなくフィジカルの面でも申し分ありません。
バタコさんは頭も体力も優れている、スーパーキャリアウーマンだ!
バタコさんは、愚痴一つ言わず、明るく振る舞える女の子です。
そしてその見た目に反して、類い希なる才能をもちあわせたスーパーキャリアウーマンだということがわかりました。