定番パーティゲームの一つである人狼ゲーム。「人狼系」というジャンルを築き上げるにまで至った、多くの人に愛されるゲームです。
今回は人狼ゲームの役職や、勝率を上げるコツについて紹介します。
村人陣営の役職
人狼ゲームは村人陣営と狼陣営に分かれて戦うゲームです。人狼ゲームには様々な役職があり、特殊な役職についたプレイヤーの言動によってゲームは盛り上がりを見せますが、人狼ゲームにおける役職は村人陣営の方が多いです。まずは村人陣営の役職を紹介していきます。
村人
最初に紹介するのは「村人(市民)」ですが、村人は特に能力を持たない一般人です。そのため特に紹介することもないのですが、勝敗を決定づける最後の一票を委ねられる立場になることも多い役職ですよ。推理のための情報を自分の能力で手に入れることができないため、推理力が要求される役職でもあります。
占い師
続いて紹介するのは「占い師(預言者)」です。毎夜にプレイヤーの中から1人を指名し、そのプレイヤーが人狼か、人狼ではないかを知ることができます。正式な役職までは分からないものの村人陣営にとって特に大事な情報を知ることができる役職で、基本的に占い師の情報を元に序盤の議論が進むことになります。ただ、得られる情報が絶対的すぎて、プレイングの幅はそこまで広くない役職でもありますね。自分の話を信じてもらえるような話し方を心がけましょう。
騎士
続いて紹介するのは「騎士(狩人)」です。毎夜にプレイヤーの中から1人を指名し、そのプレイヤーを人狼の襲撃から守る事ができます。騎士が守った対象と人狼の襲撃対象が同じになると人狼の襲撃が失敗に終わるのですね。騎士は自分を守れないので、基本的に自分の役職は明かさないで、うまく潜伏しながら生き残ることを目指す村側の役職です。
勝率を上げるコツは?
騎士は護衛に成功することで「このプレイヤーは人狼ではない」と知ることができる役職です。この情報を用いて占い師を騙る敵を破綻させたりすることも出来るので、ここぞの場面で騎士であることを明かすのもいいでしょう。
護衛対象は占い師を守ることが中心となります。攻めの姿勢でセオリーから外れた所を守って護衛成功を目指すのもいいですが、最終日の人数が3人で迎えられそうな状況なら、無理に護衛成功を狙わないというのも手ですよ。最終日の人数が4人になると、人狼の候補が増えて勝利が難しくなる場合があるのです。
霊能者
続いて紹介するのは「霊能者(霊媒師)」です。昼に追放となったプレイヤーが人狼なのか人間なのかをその日の夜に知ることができる役職です。人狼が二人以上いるルールで登場する役職ですね。死者に対応した占い師という感じです。
勝率を上げるコツは?
ただ、占い師と比べて霊能者が持ってくる情報はそこまで大切ではありません。敵側に騙られて早々にローラー作戦で偽物もろとも処理されてしまうこともありますし、状況によってはすぐに仕事が終了してしまうこともあります。自分が追放されても村側が勝てば勝利に違いないので、早めに追放される時も「これも自分の役目」と思って素直に従うようにしましょう。
共有者
少し人数が増えてくると採用される役職が共有者です。二人一組の役職で、共有者はそれぞれもう一人の共有者が誰かを知ることができます。その特性上、敵陣営に騙られることがないので基本的に他のプレイヤーにも自分達が共有者=村人陣営であることを明かし、会議の進行役などを担うことになります。「他の村人陣営にとって信じられる存在」ということで、頼もしい存在になります。
勝率を上げるコツは?
共有者であることを早々に公表せず、敵陣営が騙った偽占い師から狼判定を貰って共有者をカミングアウト、即破綻させる「共有トラップ」という作戦があります。決まれば効果的な上、共有が潜伏している間は偽占い師も狼判定を出しにくいという抑止力敵効果がある一方で、万が一共有であることを明かさないまま人狼に襲撃されようものなら村側へのダメージも大きいので、基本的には最初の会議で共有であることを明かすのが無難ではあります。
人狼陣営の役職
ここからは人狼陣営の役職を紹介します。とはいっても、メジャーな役職は二つだけですけどね。
人狼
このゲームの華形であり特殊な役職とも言えるのが人狼です。昼の会議で追放されないように振る舞い、毎夜に一人プレイヤーを襲撃、村人陣営を減らしていき勝利を目指していきます。人狼が複数いる場合は、仲間の人狼が誰なのかをお互いに知ることができますが、人狼が何人いても一度の夜で襲撃できるのは一人だけです。
勝率を上げるコツは?
なんの策も無ければただ占い師に見つかるのを待つだけですので、役職を騙ることで村を混乱させて勝利を目指しましょう。ただ、狂人がいる場合は狂人の動きによってはその役割をある程度狂人に任せられるかもしれません。人狼が複数人いる場合、一人は役職を騙らず潜伏、残りは役職を騙り、潜伏する一人を守り抜くのがセオリーでしょうか。
狂人
人狼陣営の鍵になる役職が「狂人(裏切り者)」です。狂人には特殊能力はありませんが、「人狼が勝った時に勝利、人狼が負けた時に敗北する」という勝利条件を持つ、人狼の味方の人間なんです。占われても人間判定、人狼に襲撃されたらそのままゲームから追放、なのに人狼の味方という癖のある役職なんですね。
勝率を上げるコツは?
狂人の働きが人狼チームの勝率にモロに影響を与えますが、「狂人の動き方が分からない!」という人はとりあえず占い師を騙って初日に誰かに狼判定を出す、という感じでオッケーです。これで初日に狼判定を出されたプレイヤーが追放され、次の日に自分が追放されるという流れでも人狼陣営に大いに貢献できますよ。
厄介なのが、狂人は誰が人狼なのかを知ることができず、人狼もまた狂人が誰なのかを知らないという点。うっかり本物の人狼に狼判定を出してしまうこともあるかもしれませんが、それならそれで本物の占い師を乗っ取れるかもしれません。諦めず人狼の勝利のために動きましょう!
第三陣営「妖狐」
人狼には第三陣営もあり、「妖狐(狐)」は採用されることも珍しくありません。ゲーム決着の時点まで生き残れば問答無用で一人勝ちという特殊な役職で、人狼に襲われてもゲームから退場しませんが、占い師に占われると退場になってしまいます。
当然会議で追放されても負け、そもそも勝利が難しい役職なので「こうすれば勝率が上がる!」というのも説明しづらいのですが、役職を騙ると何処かで退場になりやすいので基本村人として潜伏し、占い対象にならないことを祈るのがベターでしょうか。
人狼をみんなで遊べるアプリは?
今はアプリなどを使って遠く離れた人とも気楽に人狼で遊べる時代です。特に人気なのは「人狼 ジャッジメント」。Online対戦にも対面対戦にも対応しており、数多くの役職を実装しているので一風変わった人狼体験もできますよ。
人狼ジャッジメントの対戦動画も要チェックです!
出典:KUN
最後に
今回は人狼ゲームの役職について紹介しました。初心者のうちは役無しの村人になるとガッカリしてしまうかもしれません。ですが、村人の推理力こそが人狼の勝敗に直結するということを忘れないでくださいね!