皆さんはクリケットというスポーツのルールをご存知ですか?スポーツベットに興味がある方は、知っている方も多いのではないでしょうか。しかし、スポーツベットなどに興味のない方は、名前は聞いたことがあってもルールは分からないという人も多いと思います。
今回はクリケットのルールなどについて紹介します。オンラインカジノのスポーツベットをやってみたいと思っている方は、ぜひこちらのリンクを参照してみてください。
クリケットとは?
クリケットは16世紀にイングランド南部で始まったスポーツであり、インドを始め様々な国で愛されています。日本ではマイナー寄りのスポーツですが、世界ではなんと競技人口3億人とも言われており、北米や中東などにプロリーグがあり、100カ国以上でプレーされていると言われていますよ。ルール的には野球と似たところもあります。
クリケットのルール
ここからはクリケットのルールについて、野球との違いなどもあわせて紹介します。
1チーム11人の2チームで対戦
クリケットは1チーム11人で構成されます。怪我などの特別な理由がない限り、この11人は試合開始から試合終了まで変わりません。試合は2チームの対戦方式で行われます。
試合は先攻と後攻、攻撃チームと守備チームに分かれて行われます。クリケットは野球と同様に「守備側が投げたボールを攻撃側の選手が打つ」という形で試合が進みます。守備側のポジションは、野球のピッチャーにあたる「ボウラー」、キャッチャーにあたる「ウィケットキーパー」、残り9人は「フィールダー」として守備につきます。
ボウラーは助走をつけてワンバンで投球
野球と違い、ボウラーは助走をつけて投球することができますが、代わりにバッター(これはクリケットでもバッターです)の前にワンバウンドさせなければなりません。また、投球の際には肘を伸ばす必要もあります。
攻撃側は、チーム11人にそれぞれ打順を決め、打順に沿って順番にバッターとなりボウラーと相対します。バットを用いてボウラーが投じた球を打つのですが、バットの形は野球のそれとは大きく違います。
クリケットのグラウンドは円形
さて、ここでクリケットのグラウンドを紹介します。クリケットのグラウンドは、男子の国際規格では直径約120メートルの円形となっています。距離については規格ごとに異なりますが、重要なのはこの「円形」という点。ボウラーとバッターが攻防を繰り広げるのも、この円の中央であり、キャッチャーから見て扇形に広がる野球のグラウンドとは大きく違う事が分かります。
バッターは360度どこに打ってもオッケー
グラウンドが円形でバッターの後ろにも大きく広がっていることもあり、クリケットではなんとバッターは前方だけでなく後方に打ってもオッケー、打球が360度どこに飛んでもファールにはなりません。ボウラーとウィケットキーパーの他に9人の守備要員「フィールダー」がいるのは多いな、と思った人もいるかもしれませんが、360度全てを守らなければならないのでこれだけの人数がいるのですね。そう考えると、寧ろ守備要員が足りない気もしますね。
得点の仕方は?
クリケットには1塁2塁などのベースは存在しません。どうやって得点するのかというと、打球を飛ばした後にボウラーとバッターの間の距離をシャトルランの要領で行ったり来たりすることでラン(得点)を記録できます。ボウラーとバッターの位置にはそれぞれウィケットと呼ばれる目印があり、ウィケット間の距離は20.12mです。
ちなみにこの距離を走るのはバッターと、次の打者「ノンストライカー」で、二人共が一回向かいのポッピングクリース(ウィケットの手前のライン)に走りきって1ラン(1点)、元のポッピングクリースに戻ってきてもう1ランという形になりますよ。ノンストライカーはランナーのような役割ですが、クリケットでは常にこのランナー役が一人いることとなり、その役は次の打者が務めるという訳です。
クリケットにもホームランはある
クリケットにも野球同様ホームランのようなものがあります。ノーバウンドでプレイフィールドの境界(バウンダリー)を超す打球を放つことができれば、一打で6ランになります。また、バウンドした打球がバウンダリーを超えることもあり、その場合は一打で4ランになりますよ。
アウトの仕方は?
では、守備側はどうやってバッターをアウトにするのでしょうか。ボウラーが投じた球がバッターの空振りなどでそのままバッター側のウィケットに当たった場合はアウトになります。バッターはこれを防ぐために、球をブロックすることも可能。また、ウィケットに当たらない球をノーリスクで見送ることもできます。
また、野球同様バッターの打球をノーバウンドで守備側が捕球した場合もアウト、バッターが打った後にバッター及びノンストライカーがポッピングクリースを超える前に守備側がボールをウィケットに返し、ウィケットを倒す事でもアウトにできます。
試合の進め方は?
野球は基本9イニングですが、その考え方で言うとクリケットは基本1イニング勝負です。ところがクリケットの1イニングは野球よりも遥かに長く、攻撃側が10人アウトになるか、試合ごとのルールとして定められた規定のラン数を超えるなどして初めてイニングが終了します。そもそもアウトにするのも難しく、クリケット・ワールドカップルールでは1イニングで200ランから300ラン入ることが多いですよ。なお、バッターはアウトになるまで攻撃を続ける事ができ、一度アウトになったバッターはその試合でもう一度攻撃することは出来ません。
長時間の試合になることが多い
先攻の攻撃が終わった後、後攻が攻撃を開始。先行のラン数を上回るか、それより前に10人アウトになるかすると試合が終了します。試合は長時間にわたることが多いため、試合の途中に休憩時間が設けられることが多く、クリケット・ワールドカップの試合では休憩時間を含めて7時間以上かかることも多いです。それだけ長い試合となるため、休憩中に食事を取ったりもしますよ。
最後に
今回はクリケットのルールなどについて調査しました。今回説明したのはあくまで基本的なルールであり、「ボウラーは6球投球するごとに別のボウラーに交代しなければならない」ことなど、細かなルールは他にも色々あります。大会ごとにレギュレーションが異なる場合もありますよ。