幼稚園と保育園の違いまとめ!何歳から入れる?学力に差が生まれる?

幼稚園と保育園の違いまとめ!何歳から入れる?学力に差が生まれる?

この記事では、幼稚園と保育園の違いについて解説します。ひと昔前までは、幼稚園ではお勉強をして、保育園では遊ぶだけ…というイメージがありませんでしたか?昨今でも、幼稚園と保育園の管轄には違いがありますが、以前とはまた違った変化を見せるようになってきました。今小さなお子さんがいる人は、ぜひ幼稚園と保育園の違いを知って、お子さんの充実した幼少期をサポートしてあげましょう!

幼稚園と保育園の違いまとめ!

幼稚園と保育園の違いをまとめてみましょう。もっとも大きな違いは以下の2点です。

幼稚園保育園
管轄文部科学省(学校教育施設)厚生労働省(児童福祉施設)
対象年齢満3才~小学校就学前0才~小学校就学前

幼稚園と保育園は管轄が違うため、適用する法律も違ってきます。幼稚園は文部科学省所管の「学校教育法」が、保育園は厚生労働省所轄の「児童福祉法」が適用されます。そのため、幼稚園の先生が持っているのは教員免許であり、保育園の先生が持っているのは保育士免許なんですね。

幼稚園では教育を目的とし、保育園では保育を目的としていると考えると、お子さんを通わせる際の目安になりますね。

学力に差が生まれる?

幼稚園と保育園では、学力に違いが生まれるといわれることがあります。理由は幼稚園が学校教育施設なので、就学前の準備として勉強を教えることがある一方、保育園は児童福祉施設なので勉強を教えることができないからです。実際に文部科学省が行った調査で、保育園に通っている子どもに比べて、幼稚園に通っている子どもの方が高い学力を持っているという結果が出たそうです。

【参考サイト:天神

保育園の子どもも、家庭で学習面をフォローすることで学力を高めることはできますが、共働きで保育園に預けていますから、時間がないというのが実情でしょう。

何をする?

幼稚園と保育園では、過ごし方に違いがあります。大きな違いは、以下の3点です。

幼稚園保育園
給食義務付けられていないあり
お昼寝なしあり
保育時間1日4時間(標準)1日8時間(原則)

大きな違いはそもそもの保育時間、そして給食とお昼寝があるかどうかですね。幼稚園は教育のため、保育園は保育のための施設なので、それぞれが保護者の事情を考え規則を設けています。

また幼稚園では、行事の際に保護者が手伝うルールを設けていたり、保護者会で定期的に集まったりする機会があります。保育園は共働きということを考慮し、保護者会ではなくプリント配布のみというところが多くあります。

「こども園」との違いは?

幼稚園と保育園の違いについて説明しましたが、昨今では「こども園」という施設の名前も耳にしませんか?ここからは、さらに「こども園」との違いも見ていきましょう。

こども園は、簡単に言うと幼稚園と保育園が一体化した施設です。対象年齢は主に0歳から就学前まで。保育園は保護者が就労していることが条件ですが、こども園では誰でも利用できます。0~3歳になるまでは保育園として機能し、3歳以降になると幼稚園として機能するところもありますよ。

まとめ

幼稚園と保育園の違い、またこども園との違いについてもまとめてみました。子どもを預かる施設という点では共通していますが、中身は大きく違うことがあります。子どもにどのような教育を受けさせたいか、また保護者がどのような働き方をしているかによって、幼稚園・保育園・こども園を決める判断材料は違ってくるでしょう。子どもが健全で幸せな幼少期を送れるよう、知識を持って入念に選びましょう!

あわせて読みたい:関西で行ってはいけない私立中学!後悔しない選び方も徹底解説