見た目が似ており、どちらも風を送る電化製品であるサーキュレーターと扇風機の違いをみなさんはご存知でしょうか。それぞれの機能や使い方を知っておくと、より効率的に活用することができます。今回は、サーキュレーターと扇風機の違いや特徴、活用シーンについてご紹介します。
サーキュレーターと扇風機の違いは風を送る範囲と風量
サーキュレーターと扇風機の違いとは、、?
— 𝑠𝑖𝑜🧸⸝⋆ (@ee0oa) June 13, 2024
サーキュレーターと扇風機は、どちらも風を送る電化製品で見た目も似ていますが、風を送る範囲と風量に違いがあり、用途に合わせて使い分ける必要があります。
サーキュレーターは「狭い範囲に直線的な風を送る」
サーキュレーターは構造上は扇風機と大きく変わらず、ファンを回して風を送ります。しかしほとんどのサーキュレーターは扇風機よりも小型の物が多く、小さいファンを使用している事から「狭い範囲に直線的」な風を送ることを得意としています。
そのため、サーキュレーターは直接涼むためではなく、部屋の空気を循環させるために使用されます。また、扇風機に比べると機能もシンプルで、お手頃な価格帯の製品も多いようです。
扇風機は「広範囲に風を送る」
一方で扇風機は、みなさんご存知のように暑い日に涼むために使用されます。広い範囲に風を送るため、サーキュレーターよりも大型のファンが使われており、製品によっては風量も細かく調整できるものもあります。タイマーや首振り機能はもちろん、最近の扇風機では除菌や消臭などの効果が期待できる優れた機能を持つ製品も存在します。
サーキュレーターと扇風機の電気代の違いは?
電化製品を使用する上で気になるのは電気代です。電気代もサーキュレーターと扇風機に違いはあるのでしょうか。どちらもメーカーやモデルにより様々ですが、最大運転時の消費電力は21Wの製品が多く、消費電力が同じということは掛かる電気代も同じと言えます。ちなみに、1kWhあたり31円と仮定し(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会電気料金目安価格)21Wで1時間稼働させると約0.65円となります。
サーキュレーターと扇風機のおすすめ活用シーンとは?
それぞれの特徴については理解できましたが、次はサーキュレーターと扇風機それぞれの活用方法をご紹介します。
サーキュレーターはエアコンとの併用がおすすめ!
エアコンを使用する場合、サーキュレーターも併用することをおすすめします。
エアコンとサーキュレーターを併用することにより、冷たい空気が下に溜まり、逆に暖かい空気は上に滞留してしまいがちな空気をかき混ぜ、部屋全体の温度を均一にしてくれるため、冷房なら今までよりも1℃〜2℃高い温度設定でも涼しく感じることができます。
冷房は温度を下げれば下げるほど、暖房なら上げるほど消費電力は増えるため、適切にサーキュレーターで循環させることにより電気代の節約にも繋がります。
就寝時は扇風機がおすすめ
夏場の熱帯夜は、ジメジメして寝苦しい日が続き、エアコンを付けっぱなしで寝ている人も多いかもしれません。しかし中にはエアコンが苦手な人や、寝ている間に身体を冷やしたくないと我慢している人もいます。サーキュレーターは部屋の空気を循環してくれますが、扇風機と比べて小型ながらも動作音が大きいものが多くあります。
そのため、就寝時に使用する場合は静音性に優れ、タイマーや首振り機能のある扇風機を使用することがおすすめです。扇風機はサーキュレーターと違い、広い範囲に穏やかな風を送るため心地よく眠りにつけることができます。
まとめ
同じ風を送る電化製品で、見た目も似たサーキュレーターと扇風機の違いについてご紹介しました。それぞれ特徴や使用用途が異なり、特にサーキュレーターは夏場の暑い日だけではなく、冬に暖房と一緒に使っても有効です。
電気代の節約にも繋がるため、上手に使い分けてください。